バッテリー式(充電池)電動モップクリーナー(ZJ-MA8-PK)をコンセントで使えるようにする 素人が簡単に行ったバッテリーをコンセント式に変える方法/手順、充電池の交換
バッテリー式の電動モップ
シーシーピー社の電動モップクリーナー(ZJ-MA8-PK)
平成16年製・リチウムイオン充電池を搭載・充電時間5時間・連続使用時間約60分・重量1.2Kg
上の写真がこの電動モップクリーナーに使われているバッテリー(充電池)です。7.4V・2000mAの出力です。
4年くらい前に親戚から譲り受け使用していましたが、バッテリーの劣化により充電しても全く動かなくなってしまいました。そもそも使いたい時に充電しなくてはならないし、徐々に連続使用時間が短くなり汚れを落としきる前に止まってしまう・・・・・。などのことに使い勝手の悪さを感じていました。
新しいバッテリーに交換しても同じ悩みは続きそうですので、コードレスではなくなってしまいますが、コンセントで使えれば好きな時に好きなだけ使えると思い、バッテリー式をコンセント式に変えてみようと思いました。
注意:素人が行った改造です、メーカー保証も無くなりますし事故が起こる可能性もありますので自己責任でお願いいたします。
上の写真がシーシーピー社の電動モップクリーナー(ZJ-MA8-PK)本体です。
バッテリーの代わりにACアダプターが必須
バッテリーは直流電源でコンセントは交流電源なのでバッテリーを外し、直接コンセントプラグを取り付けることは出来ません。そのためACアダプターを使い交流電源を直流電源に変換します(ACアダプターは同時に電圧や電流も調節しています)。
ACアダプターは種類により、出力される電圧・電流・プラグの形等々違いがあります。使用する機械に合う物を使ってください。
この電動モップクリーナー(ZJ-MA8-PK)を動かすには、入力DC7.5V・500mA必要なようです。純正のバッテリーを充電するために付属されていたACアダプターは、下の写真です。
付属されていたACアダプターはOUTPUT=DC6V・800mAです。ですのでこのACアダプターでは、電動モップクリーナーに取り付けても動きません(一応つないでみましたが動きませんでした)。
リサイクルショップ(ハードオフなど)のジャンク品コーナーでACアダプターのみ売られています。(ジャンク品ですので壊れている可能性もありますので注意してください)そこから入力DC7.5V・500mAに合うACアダプターを見つけます。100円~500円程度で色々なACアダプターが売られていました。
合う物が無ければ、電流・電圧を調節できるACアダプターが売っているようですのでそちらを買う方法もありますが、少し値がはります。
リサイクルショップでACアダプターを探してみたところDC7.5V・500mAというACアダプターは売りに出ていませんでしたが、最も近い物でDC9V・1000mAのACアダプターがありましたので、それを300円で購入しました。(下の写真がそのアダプターです)
購入前に調べたところによりますと、電流=500mA必要な物に1000mAの電流を流しても500mAしかながれないので問題ないとのこと。電圧=7V必要な物に9Vの電圧をつなぐと、例えばモーターなら速く回転するようになる。そのためモーターに大きな負荷がかかり故障や、熱を持ち発火する。又は機械についている基盤の故障や発火など、電圧は高すぎると危険だそうです。
(※)ACアダプター・電流・電圧Q&Aの詳しい説明はこちらのサイトを参考にさせて頂きました
⇒⇒⇒ACアダプターとは?
電動モップクリーナー(ZJ-MA8-PK)の内部は分かりませんが、おそらくモーターが主になっているのではないかと考え、電圧9Vなら大丈夫ではないかと思い上記のACアダプターDC9V・1000mAを使ってみたいと思います。
(注意)この改造は素人が行っていますので、よく調べ自己責任でお願いいたします。
バッテリー式をコンセント式に変える方法
必要物品
- プラスドライバー
- ニッパーかハサミ(配線を切ります)
- ビニールテープ
- ACアダプター(DC9V・1000mA)※改造する機器に合ったものをご使用ください
手順
1.
電動モップのステック部分の裏側①部分にネジが付いていますのでプラスドライバーで外してください。②部分はACアダプターのプラグ差込部分です。
2.
ネジを外しましたら蓋を取ります。青い:部品がバッテリー(充電池)です。
3.
バッテリーを抜き出します。写真①の部分にプラグがあり、本体とバッテリーをつないでいます。このプラグを外し、本体からバッテリーを取り外します。
※ネット販売などで変えのバッテリーなども売っています。交換する時はこの時点でバッテリーを新しい物と交換し再度本体にしまってください。
4.
バッテリーを本体から取り外しましたら、プラグを切り離します。(このプラグをACアダプターに取り付けるので配線は長めに取っておきます)
5.
配線の色分けは、①(黒)マイナス ②(白)白は温度検出用のサーミスタの信号線? ③(赤)プラス (②(白)の細かい説明はこちらを参考にさせて頂きました⇒⇒⇒サーミスタ)とりあえず②白線は無視していいようです。
6.
ACアダプターのプラグを切り離します。
ACアダプターの配線は、①(白黒)プラス ②マイナスとなっているようです。
7.
バッテリーから切り離したプラグとACアダプターの配線をつなぎます。プラグの赤線をACアダプターの黒白線とつなぎ、プラグの黒線をACアダプターの黒線とつなぎます。
8.
つないだ配線の銅線が見えている所をビニールテープで保護します。白線の先端も中の銅線が見えないようにビニールテープで保護します。
9.
本体のプラグとつなぎます。
このままですと、配線が邪魔になり本体の蓋が閉まらないので、写真赤丸部分の本体を少し削り配線が出るようにしてみました。
10.
最後に蓋をして作業終了です。
※本体にあるプラグの差し込み口を使う方法もありますが、ACアダプターのプラグと差込口の形が合わなかったので断念しました。もしプラグの差込口を使うのでしたら下の写真にある
プラグ差込口のどちらがプラスかマイナスかを確認してから間違いのないように注意してください。(上の写真ですとプラグの中心がプラスで外側がマイナスです)
コンセント式に変えた後・・・・
本体に必要な電気量7.5V・500mAに対し、9V・1000mAのACアダプターを接続しました。(付属のバッテリは7.4V・2000mAでしたが細かいことはよくわかりません)
とりあえず、ACアダプターをコンセントに差し込み本体の電源を入れると問題なく動きました。しかし 7.5V必要な所に9Vを流しているためモーターの回転スピードは上がりモップの回転速度も速くなっているように感じます。
実際に使ってみました、16分連続使用しましたがとりあえずトラブルなく使用出来ました。本体から焦げ付いた匂いや、熱を持つようなこともありませんでした。モップの回転速度が上がりましたがパワーは変わらず、使用感も特に変化はありませんでした。
次回もっと長時間連続使用しましたらその結果も書きたいと思います。